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ホスクリーンの耐荷重8kgとはどのくらい?洗濯物は何枚まで?
「ホスクリーンの耐荷重は8kg」と書かれていても、実際にどのくらいの洗濯物を干せるのか、すぐにイメージできる方は少ないでしょう。バスタオルなら何枚分なのか、4人家族の洗濯物をまとめて干しても問題ないのか、判断に迷うところです。
とくに気になるのは、洗濯物を干しすぎてホスクリーンが落下しないか、天井や下地を傷めないかという点ではないでしょうか。濡れた洗濯物は乾いた状態より重く、ハンガーやピンチハンガーの重量も加わるため、見た目以上に負荷がかかります。また、製品自体の耐荷重だけでなく、設置する天井下地の強度も確認しなければなりません。
この記事では、脱水後の洗濯物の重さをもとに、耐荷重8kgがバスタオル何枚分にあたるのかを具体的に整理します。あわせて、2本設置した場合の重量の目安や、家族の人数・洗濯量に応じた必要本数の考え方、設置前に確認したい天井下地のポイントについても解説します。
川口技研ホスクリーンの耐荷重は1本8kg
室内用ホスクリーンの耐荷重は、SPC型も昇降式のURM型なども8kgです。天井から吊り下げるタイプでは固定式のBAR型が15kgと最大になります。
| 型番 | 目安重量 | 赤いサイン |
| SPC型・SPD型・SPE型(スポット型) | 1本8kg | あり |
| URM型・URB型・UTM型・UTMP型(昇降式) | 8kg | あり |
| BAR型(固定式) | 15kg | なし |
SPC型も昇降式も8kg
スポット型のSPC型・SPD型・SPE型は3種類とも1本8kgで、違いは天井への見え方と取り付け方法にあります。
| 項目 | SPC型 | 昇降式 |
| ポールの着脱 | できる | できない |
| 竿の高さ調整 | ポールの長さで最大3段階 | 操作棒タイプは最大1m、操作ヒモタイプは200〜800mm |
| 傾斜天井 | 2寸勾配未満なら可 | 取り付け不可 |
長さ調整はSSサイズが調整なし、Sサイズが2段階、標準・L・LLサイズが3段階。昇降式は木下地の天井専用で傾斜天井には付けられません。
室内で8kgは洗濯物何枚分?

8kgは脱水後のバスタオルなら約16枚、長袖ワイシャツなら約32枚にあたります。洗濯機の容量表示とは基準が異なります。
| 品目 | 1枚の重さ | 8kgで何枚 |
| Tシャツ | 0.2kg | 約40枚 |
| 長袖ワイシャツ | 0.25kg | 約32枚 |
| タオル | 0.15kg | 約53枚 |
| バスタオル | 0.5kg | 約16枚 |
| ジーンズ | 0.9kg | 約8枚 |
実際の洗濯物は、Tシャツやタオル、下着、ズボンなどが混ざるため、枚数をそのまま干せるわけではありません。さらに、ハンガーやピンチハンガー、物干し竿の重さも加わります。
例えば、ジーンズや厚手のパーカー、冬用の衣類が多い日は、枚数が少なくても8kgに近づく可能性があります。
また、同じバスタオルやTシャツでも、素材や生地の厚み、サイズ、脱水時間によって重さは変わります。表の数値はあくまで目安として使い、日常的に上限ぎりぎりまで干すのは避けたほうが安心です。
ハンガーの重さも含めて考える

見落としやすいのが、洗濯物以外の重さです。ホスクリーンにかかる重量には、衣類やタオルだけでなく、ハンガーやピンチハンガーなどの洗濯用品も含まれます。
角形ハンガー(ピンチハンガー)は1個あたり約0.6〜0.8kg、衣類用ハンガーは木製で約0.2kg、樹脂製で約0.1kgが目安です。角形ハンガーを2個使うだけでも約1.2〜1.6kgとなり、耐荷重8kgの15〜20%を占めます。
そのため、洗濯物だけを見て「まだ8kgに達していない」と判断するのは避けたほうが良いでしょう。洗濯物の量を減らすよりも、重い木製ハンガーを樹脂製に替えるなど、洗濯用品を軽くするほうが手軽に負担を抑えられる場合もあります。
ホスクリーン2本の耐荷重は?
2本設置時は金物の合計16kgから竿の重さを引いた約15kgが洗濯物の目安です。左右均等に干すことが条件になります。
竿を設置して2本で約15kg
SPC型を2本使う場合、単純計算では1本8kg×2本で16kgまで支えられます。ただし、この16kgには物干し竿の重さも含まれます。
川口技研では、SPC型2本と専用竿QL型を組み合わせた場合について、次のように示しています。
SPC型2本の目安重量16kg−専用竿QL型の重さ=洗濯物約15kg
つまり、16kgは竿と洗濯物を合わせた総重量です。
実際に干せる洗濯物だけの重さは、竿の重量を差し引いた約15kgが目安になります。専用竿QL型自体の耐荷重も15kgのため、実用上は「2本設置で洗濯物約15kgまで」と考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、約15kgまで干せるのは、洗濯物を竿の左右に均等に掛けた場合です。例えば、洗濯物の合計が12kgでも、片側に9kg、反対側に3kgと偏ると、片側のホスクリーンに8kgを超える負荷がかかる可能性があります。
窓際のほうが乾きやすいからと洗濯物を片側に寄せると、気づかないうちに荷重が偏りがちです。ジーンズやバスタオルなど重いものは左右に分け、取り込むときも片側から続けて外さず、左右交互に外すと負荷を均等に保ちやすくなります。
4人家族の目安は2本

川口技研の公式サイトでは「4人家族の場合、脱水後の洗濯物や洗濯用品で11〜14kgが目安」としています。1日分の洗濯物にハンガーなどを加えた総量です。2本設置時の目安が約15kgであることを踏まえると、4人家族の1日分の洗濯物はおおむね収まります。
ただし、シーツや厚手の衣類をまとめて洗う日は上限に近づくため、余裕を持って干すことが大切です。
耐荷重と目安重量の違い
川口技研は「目安重量」と表記しており、これは性能の保証値ではありません。実際の上限は天井の下地の強度で決まります。
カタログの定義は「物干単体の限度強度ではなく、取付下地への負荷も配慮した参考値」であり、「性能の保証値ではありません」とされています。天井にネジで固定するものは「目安重量」、竿だけは「耐荷重」と使い分けられます。
8kg掛けられないこともある
カタログはさらに「下地の強度や取付方法により、この目安重量まで物を掛けることはできない場合がある」としています。
8kgは「金具の限界」ではなく「一般的な下地に正しく施工した場合の目安」で、同じ製品でも家によって掛けられる量は変わります。天井は野縁(のぶち:天井裏の木の骨組み)に石こうボードを張って仕上げますが、石こうボードは防火や遮音を担う仕上げ材で、荷重を支えているのは野縁のほうです。
石こうボードだけのネジ止めは危険
ホスクリーンのカタログでは「天井材や壁材(石こうボードなど)へのネジ止めは強度が出ず落下する危険があるので絶対にしないでください」と明記しています。
目安重量の範囲内でも、石こうボードだけでは保持力が得られません。施工の質も重要で、「電動工具で空回りさせるとネジの効き目がなくなり、製品の落下などの危険性があります」としています。
下地の位置は専用のセンサーなどで確認してください。下地がない場所では、野縁の間に構造用合板を入れて荷重を分散させる方法があり、厚みは型番で異なります。
- スポット型(SPC型・SPD型・SPE型):最低9mm、推奨は12mm以上
- 昇降式(URM型・URB型・UTM型・UTMP型):24mm以上
2本設置する際は下地の伸びる方向も確認し、1本の下地に荷重が集中しないようにします。
ホスクリーンのカタログでは「取付けは、製品の落下や事故を防ぐために建築構造を理解された施工業者様が行ってください」としています。
耐荷重を超えたときに現れる危険サイン
耐荷重超過は突然の落下ではなく、ネジの緩みが少しずつ進む形で現れます。赤いサインが出たらすぐに洗濯物の量を減らしてください。
耐荷重を超えて干しても、その場で落ちるわけではありません。竿がたわむ、ネジの周りの天井材が傷む、固定力が落ちる、金具ごと外れる、と進みます。次の症状が出たら使用を止めて確認してください。
- 竿が明らかにたわむ、ポールが傾いたままになる
- 手で触るとぐらつく、きしみ音がする
- 天井にヒビが入る、ビスの頭が浮く
- 昇降式で操作が急に重くなる
異常を感じたら自己判断せず施工業者に点検を依頼してください。また、ベビーベッドや暖房器具、湯沸かし器の近くなど、危険な場所への設置は避けてください。
ポールの赤いサインは8kg超
スポット型と昇降式には荷重目安ガイドがあり、8kgを超えると表示が黄色から赤に変わります(昇降式は竿の両端の窓)。川口技研の公式サイトでは「荷重目安ガイドから赤色が出たらすぐに洗濯物を減らしてください」としています。
赤は「まだ余裕がある」ではなく「今すぐに洗濯物を減らす」の合図です。BAR型とQL型には赤いサインがないため注意が必要です。
まとめ:洗濯物の量に合わせて本数を決める
ホスクリーンの目安重量は、1本あたり8kg、2本設置した場合は約15kgです。室内用であれば、スポット型・昇降式ともに基本的な目安は同じで、竿の重さを除いた洗濯物の重量が基準になります。
8kgは、脱水後のバスタオル約16枚分に相当します。4人家族の洗濯物は一般的に11〜14kg程度になるため、まとめて干す場合は2本設置するのが現実的です。ただし、濡れた洗濯物は乾燥時の約1.5倍の重さになり、ハンガーやピンチハンガーの重量も上限に含まれます。
注意したいのは、8kgや15kgという数字は、製品を適切な下地に正しく固定した場合の目安です。実際の耐荷重を左右するのは、天井裏にある下地の種類や強度です。製品の耐荷重だけで判断せず、設置前に天井下地を確認する必要があります。
まずは、自宅で一度に干す洗濯物の重さを測ってみてください。体重計に乗ったあと、洗濯かごを抱えて再び測り、その差を確認すれば、おおよその重量がわかります。
そのうえで、どこに何本設置するかを検討します。「洗う・干す・たたむ・しまう」という一連の動線に合わせて設置場所を決めると、日々の家事を効率化しやすくなります。天井下地の有無は見た目だけでは判断しにくいため、不安がある場合はリフォーム会社や工務店に確認を依頼すると、収納や家事動線まで含めた提案を受けられるでしょう。
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