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ホスクリーンの後付け|取り付け条件や費用・DIYの注意点まで解説
ホスクリーンは、雨の日や花粉の飛散時期でも室内に洗濯物を干せる便利な設備です。
新築時に設置しなかったものの、「今の住まいにも後付けできるのでは?」と考える方も多いでしょう。
この記事では、ホスクリーンを後付けできる条件をはじめ、設置前に確認したいポイントや費用相場まで解説します。ご自宅に合った設置方法を検討する際の参考にしてください。
ホスクリーンは後付けできる|設置できる条件
ホスクリーンは、既存の戸建てやマンションにも後付けできるケースが多くあります。後付けできるケースや難しいケース、新築時との違いについて解説します。
後付けできるケース
ホスクリーンは、天井や壁の下地へしっかり固定できる場所であれば、後付けが可能です。木造住宅をはじめ、設置条件を満たす場所であれば、既存住宅でも設置できます。
設置できるケースの例は、以下のとおりです。
- 天井や壁に十分な強度のある下地がある
- 製品ごとの施工条件を満たしている
- 建物の構造や設置場所に適した製品を選んでいる
また、ホスクリーンにはスポット型や昇降式、固定式などさまざまな種類があり、ランドリールームやリビング、寝室など設置場所に合わせて選べます。
ただし、製品によって設置条件は異なります。例えば、スポット型は傾斜天井に対応する製品がある一方、昇降式は水平な天井への設置が基本です。
設置前に、製品の仕様や施工条件を確認しておきましょう。
後付けが難しいケース
ホスクリーンは、十分な固定強度を確保できない場所には後付けできません。
石こうボードのみの天井では設置できず、コンクリートや金属製野縁の天井では木製下地や吊り木による補強が必要です。
後付けが難しいケースには、以下のようなものがあります。
- 天井や壁に十分な強度のある下地がない
- コンクリートや金属製野縁の天井で補強が必要
- マンションの管理規約で工事が制限されている
- 建物の構造上、希望する場所へ設置できない
無理に取り付けると、落下や天井の破損につながるおそれがあります。
設置できるか判断できない場合は、事前に建物の構造や管理規約を確認し、必要に応じて専門業者へ相談すると安心です。
新築時に設置する場合との違い
新築時にホスクリーンを設置する場合は、設計段階で下地を組み込めるため、希望する位置へ設置しやすい点がメリットです。家事動線や部屋の使い方に合わせて計画できるため、施工の自由度も高くなります。
一方、後付けでは既存の下地や建物の構造に合わせ、設置場所を選ぶ必要があります。希望する位置に下地がない場合は補強工事が必要です。新築時より施工条件が限られます。
後付けできる製品は数多く販売されており、建物の状況に合った製品や施工方法を選べば、既存住宅でも快適な室内干しスペースを確保できます。
まずは設置場所の条件を確認し、自宅に適した方法を検討すると良いでしょう。
ホスクリーンを後付けする前の確認ポイント

ホスクリーンを安全に使用するためには、設置前に天井や壁の状態を確認することが大切です。ホスクリーンを後付けする前の確認ポイントを紹介します。
天井の下地を確認する方法
ホスクリーンは、十分な強度を確保するために天井の下地へ固定する必要があります。設置前に、希望する場所へ下地があるか確認しましょう。
下地を確認する方法は、以下のとおりです。
- 下地センサーを使って位置を調べる
- 点検口から天井裏を確認する
- 新築時の図面や住宅の資料を確認する
- ハウスメーカーや施工会社へ問い合わせる
下地センサーを使用する場合は、壁際や梁付近を基準にゆっくり動かすと下地を見つけやすくなります。
また、点検口やダウンライトの開口部から天井裏を確認できる場合もあります。
木造住宅では455mmや910mmなどのモジュールで施工されることが多いものの、下地の位置は建物ごとに異なります。
自己判断せず、下地センサーや図面などで位置を確認してから施工しましょう。
下地の位置がわからない場合や設置に不安がある場合は、無理にDIYで取り付けず、専門業者へ相談すると安心です。
下地がない場合の対処法
希望する場所に下地がない場合でも、建物の構造によっては補強工事を行うことで設置できるケースがあります。
施工方法は建物の構造や製品によって異なるため、適切な方法を選ぶことが大切です。
主な対処法は、以下のとおりです。
- 木製下地を追加する
- 下地がある位置へ設置場所を変更する
- 必要に応じて補強工事を行う
- 専門業者へ施工を依頼する
コンクリートや金属製野縁の天井では、木製下地や吊り木などによる補強が必要な場合があります。
下地を確認せず設置するリスク
下地を確認せずにホスクリーンを取り付けると、十分な強度を確保できず、落下や天井の破損につながるおそれがあります。
主なリスクは、以下のとおりです。
- ホスクリーンが落下する
- 天井材が破損する
- 固定部分が緩みやすくなる
- 修繕費用が発生する可能性がある
ホスクリーンは洗濯物の重さを支える設備だからこそ、安全性を最優先に考えることが重要です。
下地の位置や建物の構造に不安がある場合は、無理にDIYで施工せず、専門業者へ相談して適切な施工方法を確認しましょう。
マンション・屋外・ベランダへ後付けする注意点

ホスクリーンは、マンションや屋外・ベランダにも後付けできる場合があります。ただし、建物の構造や設置場所によって施工方法が異なるため、事前の確認が欠かせません。
マンションでは、管理規約によって工事が制限される場合もあるため、設置前に確認しておきましょう。
マンションへ設置する場合
マンションでもホスクリーンを後付けできますが、戸建てより確認すべきポイントが多くあります。
主な確認ポイントは、以下のとおりです。
- 天井や壁に十分な強度のある下地があるか
- 二重天井か直天井(スラブ直)かなど、天井構造に適した施工方法か
- 管理規約で工事に制限がないか
- 管理組合への申請が必要になるか
二重天井で木下地がある場合は設置しやすい一方、直天井(スラブ直)の場合はコンクリートへの施工となるため、設置方法が限られる場合があります。
また、マンションでは天井や外壁などが共用部分に該当するケースもあるため、管理規約や管理会社へ事前に確認しておくと安心です。
屋外・ベランダへ設置する場合
屋外やベランダへ設置する場合は、屋外専用のホスクリーンを選びましょう。
屋外用には壁付けタイプや軒天(のきてん)に取り付けるタイプなどがあり、設置場所に合わせて選べます。
また、設置前には以下の点も確認しておくと安心です。
- 外壁の材質や施工方法に適した製品か
- 設置場所に十分な強度があるか
- 雨風の影響を受けにくい場所か
マンションのベランダでは、設置場所によっては管理規約の対象となる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
管理規約や建物構造の確認ポイント
マンションでは、ベランダや外壁などが共用部分に該当する場合があります。そのため、ホスクリーンを後付けする前に、管理規約や管理会社へ確認することが大切です。
確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 工事前に申請が必要になるか
- 設置場所が共用部分に該当しないか
- 建物の構造上、設置できる場所か
- 補強工事が必要になるか
建物の構造や管理規約を事前に確認しておくことで、設置後のトラブルを防ぎやすくなります。
不明な点がある場合は、施工業者や管理会社へ相談し、自宅に合った設置方法を検討しましょう。
後付けの費用相場|DIY・業者依頼の比較
ホスクリーンを後付けする費用は、製品の種類や設置場所、下地補強の有無によって異なります。
製品ごとの費用相場やDIY・業者依頼の違いについて解説します。
スポット型・昇降式の費用相場
ホスクリーンの後付け費用は、本体価格に加えて設置工事費がかかります。下地がない場合は補強工事が必要となり、追加費用が発生することもあります。
川口技研のメーカー希望価格(税込)は、以下のとおりです。
| 種類 | メーカー希望価格(税込) | 工事込みの費用目安 |
| スポット型(SPC型) | 約5,225~7,205円 | 約2~3.4万円 |
| 昇降式(URM型) | 約36,520~39,600円 | 約3~4.4万円 |
※価格は製品のサイズや仕様によって異なります。
工事費は建物の構造や施工内容によって変動し、下地補強が必要な場合は約6,000円~の追加費用がかかることがあります。
後付けにかかる総額は、設置場所や建物の構造によって異なるため、事前に現地調査や見積もりを依頼し、総額を確認しておくと安心です。
DIYで取り付けるメリット・デメリット
ホスクリーンはDIYで取り付けられる製品もあり、本体価格のみで設置できれば費用を抑えられます。
一方で、電動ドライバーや下地センサーなどの工具を用意する必要があり、下地の確認や施工には正確な作業が求められます。
メリット
- 業者へ依頼するより費用を抑えられる
- 自分の都合に合わせて取り付けられる
デメリット
- 下地の確認や施工に専門知識が必要
- 電動ドライバーや下地センサーなどの工具が必要になる場合がある
- 施工不良による落下や天井の破損につながるおそれがある
業者へ依頼した場合の工事費は、スポット型で約1~3万円、昇降式で約1.5~4万円が目安です。
DIYは工事費を抑えられる反面、安全性や施工品質を十分に確認したうえで作業することが大切です。
業者へ依頼したほうが良いケース
設置場所や建物の構造によっては、専門業者へ依頼したほうが安心です。
以下のような場合は、業者への依頼を検討しましょう。
- 下地の位置がわからない
- 補強工事が必要になる
- マンションへ設置する
- 安全に施工したい
専門業者であれば、建物の構造や設置場所を確認したうえで、適した施工方法を提案してもらえます。
費用だけで判断するのではなく、安全性や施工品質も考慮して依頼先を選ぶことが大切です。
参照元:ホスクリーン価格表
ホスクリーンを後付けするときの注意点

ホスクリーンを後付けするときは、設置場所や耐荷重、施工方法を確認することが大切です。事前にポイントを押さえておくことで、設置後の使い勝手や安全性を高められます。
設置場所は洗濯動線を考えて選ぶ
ホスクリーンは、洗濯物を干すだけでなく、取り込んで収納するまでの動線を考えて設置すると使い勝手が向上します。
設置場所を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 洗濯機から移動しやすい場所
- 日当たりや風通しが良い場所
- エアコンやサーキュレーターの風が届く場所
- 人の通行を妨げない場所
毎日の家事動線を意識して設置することで、洗濯や室内干しがより快適になります。
耐荷重や天井の強度を事前に確認する
ホスクリーンは、製品ごとに耐荷重が定められています。安全に使用するためにも、耐荷重を超えないように使用し、洗濯物の量に合った製品を選びましょう。
また、天井や壁に十分な強度がない場所へ設置すると、落下や天井の破損につながるおそれがあります。
設置前には、以下の点を確認することが大切です。
- 製品の耐荷重
- 天井や壁の下地の有無
- 建物の構造に適した施工方法
メーカーの取付条件を確認し、安全に施工できる環境を整えましょう。
DIYに不安がある場合は専門業者へ相談する
DIYに対応したホスクリーンもありますが、下地の確認や施工方法を誤ると、十分な強度を確保できない場合があります。
次のような場合は、専門業者へ相談すると安心です。
- 下地の位置がわからない
- 補強工事が必要になる
- マンションへ設置する
- 安全に施工したい
専門業者であれば、建物の構造や設置場所を確認したうえで、適した施工方法を提案してもらえます。不安がある場合は無理にDIYで施工せず、専門業者へ相談すると良いでしょう。
まとめ|ホスクリーンの後付けは設置条件を確認
ホスクリーンは、既存の住宅にも後付けできる場合があります。
ただし、安全に使用するためには、天井や壁の下地、建物の構造、製品の施工条件を事前に確認することが大切です。
また、マンションでは管理規約の確認が必要になる場合があり、下地がない場所では補強工事が必要になることもあります。
不安がある場合は、専門業者へ相談すると安心です。
住まいに合った方法で設置することで、毎日の室内干しがより快適になります。住まいの改善事例やリフォームのヒントは、コラムページでも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考・出典
川口技研|ホスクリーン価格表
川口技研|室内用ホスクリーン製品情報
川口技研|ホスクリーン取付説明書・施工マニュアル
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