暮らしで心をプラスにするジャーナル

暮らし

エコカラットとは?特徴や効果・後悔しないポイントをわかりやすく解説

エコカラットは、湿気やニオイ対策に役立つ機能性壁材として注目されている内装壁材です。しかし、「本当に効果があるの?」「壁紙との違いは?」「導入する価値はあるの?」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エコカラットの特徴や効果をはじめ、メリット・デメリット、導入後に後悔しないためのポイントまでわかりやすく解説します。

エコカラットとは?

エコカラットはLIXILが開発した内装用壁材

エコカラットは、住宅設備メーカーのLIXILが開発した内装用壁材です。微細な孔(あな)を持つ多孔質セラミックス素材を採用しており、調湿や脱臭などの機能を備えています。

また、機能性だけでなくデザイン性の高さも魅力です。石材調や木目調など豊富なデザインが用意されており、機能性とインテリア性を両立できる壁材として注目されています。

エコカラットは主に2種類

エコカラットには、主に以下の2種類があります。

  • エコカラットプラス
  • エコカラットセルフ

エコカラットプラスは、施工会社による施工を前提とした本格的な内装壁材です。一方、エコカラットセルフは、DIYでも施工しやすいように設計された商品で、手軽にエコカラットを取り入れたい方に向いています。

エコカラットの特徴と機能

エコカラットには、調湿や脱臭をはじめとするさまざまな機能があります。ここでは、その特徴や仕組みについて解説します。 

調湿機能

エコカラットの調湿機能の秘密は、湿気をコントロールするナノレベルの微細な孔(あな)にあります。長い年月をかけて形成された天然素材である珪藻土と比べても、エコカラットはより多くの細孔を持っており、優れた吸放湿性能を発揮します。

そのため、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは湿気を放出することで、室内を快適な湿度に保つ効果が期待できます。

脱臭機能

脱臭機能も、微細な孔の働きによるものです。この孔がニオイの原因物質を吸着することで、アンモニアや硫化水素などの生活臭を軽減します。

玄関の靴のニオイやトイレ臭、ペット臭などにも効果が期待でき、室内を快適な空間に保ちやすくなります。

有害物質も低減

微細な孔は、湿気やニオイだけでなく、家具や建材から発生するホルムアルデヒドなどの有害物質も吸着します。

室内の空気環境を整える効果が期待できるため、小さな子どもがいる家庭や空気環境に配慮したい方にも適しています。

水拭きできるメンテナンス性

エコカラットプラスは表面性能が向上しており、軽い汚れであれば水拭きでお手入れできます。ホコリや手垢などの日常的な汚れを落としやすく、メンテナンスしやすい点も魅力です。

豊富なデザインラインナップ

エコカラットプラスには、石材調や木目調をはじめとする豊富なデザインが用意されています。

モダン、ホテルライク、ナチュラル、和モダンなど、さまざまなインテリアテイストに合わせて選べるため、機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたい方におすすめです。

エコカラットの効果は本当?

エコカラットには、調湿や脱臭、有害物質の吸着など、さまざまな機能があります。しかし、「本当に効果があるの?」と気になる方も多いでしょう。ここでは、エコカラットに期待できる効果について詳しく解説します。 

調湿効果で期待できること

エコカラットの調湿機能には、結露の発生を抑えたり、室内の不快感を軽減したりする効果が期待できます。ただし、除湿機や加湿器のように湿度を大きく変化させるものではなく、あくまでも室内環境を快適に保つサポートをする機能と考えるとよいでしょう。 

脱臭効果を感じやすい場所は?

エコカラットには、生活の中で発生する気になるニオイを吸着する機能も備わっています。特に以下のような場所では、脱臭効果を実感しやすい傾向があります。

  • 玄関
  • トイレ
  • ペットスペース
  • 寝室

靴のニオイやトイレ臭、ペット臭などがこもりやすい空間に施工することで、室内をより快適に保ちやすくなります。

有害物質吸着機能は?

エコカラットには、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する機能があります。新築住宅やリフォーム後の室内環境が気になる方にとっては、安心感につながる機能のひとつです。

ただし、有害物質を完全になくすものではなく、換気設備の代わりになるわけでもありません。定期的な換気と併用することで、より快適で健やかな室内環境づくりが期待できます。

効果を高めるポイントは設置面積

エコカラットの効果を十分に実感するためには、適切な施工面積を確保することが重要です。一般的には、「部屋の床面積の4分の1以上」が施工面積の目安とされています。

施工面積が小さい場合は、調湿や脱臭の効果を感じにくいこともあります。施工前に設置場所や施工範囲を確認し、必要な面積を確保することが大切です。

エコカラットと土壁・タイル・クロスの違い

エコカラットを検討していると、「土壁やタイル、壁紙と何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。それぞれに特徴がありますが、エコカラットは調湿や脱臭などの機能性とデザイン性を兼ね備えている点が大きな特徴です。ここでは、代表的な内装材との違いを解説します。 

土壁との違い

土壁は、古くから日本の住宅で使われてきた壁材で、自然素材ならではの調湿性能を持っています。

一方で、土壁はひび割れや汚れが発生しやすく、定期的な補修が必要になる場合があります。エコカラットは土壁と同様に調湿機能を備えながらも、耐久性やメンテナンス性に優れているのが特徴です。

また、現代の住宅デザインに合わせやすい豊富なデザインが用意されているため、インテリアに取り入れやすいというメリットもあります。

タイルとの違い

一般的な内装タイルは、空間をおしゃれに演出する装飾材として使用されることが多く、調湿や脱臭といった機能は基本的に備えていません。

エコカラットは見た目がタイルに似ていますが、室内の湿度を調整したり、生活臭を軽減したりする機能を備えています。デザイン性だけでなく、快適な室内環境づくりにも役立つ点が大きな違いです。

クロス(壁紙)との違い

クロス(壁紙)は、施工費用が比較的安く、デザインやカラーの種類が豊富なことが魅力です。そのため、住宅の内装材として広く採用されています。

一方で、一般的なクロスには調湿や脱臭機能がないため、機能性の面ではエコカラットの方が優れています。また、エコカラットは立体感や素材感があり、壁紙では表現しにくい高級感のある空間を演出できるのも特徴です。

エコカラットのメリット

エコカラットは、見た目のおしゃれさだけでなく、住まいを快適にする機能を備えていることが大きな魅力です。ここでは、エコカラットを採用する主なメリットを紹介します。 

室内環境を快適に保ちやすい

エコカラットには調湿機能があり、室内の湿度変化を緩やかにする効果が期待できます。湿気が多い時期には余分な湿気を吸収し、乾燥しやすい季節には湿気を放出するため、一年を通して快適な室内環境づくりに役立ちます。

また、結露やカビの発生を抑える効果も期待できるため、住まいを快適かつ清潔に保ちたい方にもおすすめです。

ニオイ対策になる

エコカラットは、生活の中で発生するさまざまなニオイの軽減にも役立ちます。玄関の靴のニオイやトイレ臭、ペット臭など、こもりやすいニオイの原因物質を吸着することで、空間を快適に保ちやすくなります。

特にニオイが気になりやすい玄関やトイレ、ペットスペースなどへの施工に適しています。

高級感のある空間を演出できる

機能性だけでなく、デザイン性の高さもエコカラットの魅力です。石材調や木目調など豊富なデザインが用意されており、壁紙では表現しにくい立体感や素材感を演出できます。

リビングや玄関のアクセントウォールとして取り入れることで、ホテルライクな高級感のある空間づくりが可能です。

エコカラットで後悔するといわれる理由

エコカラットは人気の高い壁材ですが、一方で「思ったほど効果を感じなかった」「費用が高かった」といった声もあります。後悔を防ぐために、事前に知っておきたいポイントを紹介します。 

効果を感じにくい

エコカラットは調湿や脱臭機能を備えていますが、施工面積が少ない場合は効果を実感しにくいことがあります。

また、除湿機や空気清浄機のように目に見えて変化が現れる製品ではないため、「思っていたほど効果を感じなかった」と感じるケースもあります。施工前に機能の特徴を理解し、適切な施工面積を確保することが重要です。

費用が高い
エコカラットは、一般的な壁紙と比べて材料費や施工費が高くなる傾向があります。施工範囲が広くなるほど費用も上がるため、予算を超えてしまうケースも少なくありません。

デザイン性や機能性を重視する方には魅力的な壁材ですが、事前に見積もりを取り、予算とのバランスを確認しておくことが大切です。

汚れが目立ちやすい

エコカラットは表面に凹凸のあるデザインが多いため、ホコリがたまりやすい傾向があります。また、設置場所や色によっては、手垢や汚れが目立つ場合もあります。

特に玄関など人の出入りが多い場所では、濃い色や汚れが目立ちにくいデザインを選ぶのがおすすめです。また、定期的にホコリを取り除くなどのお手入れも欠かせません。

素材を選ぶ際は、デザインだけでなく施工場所やメンテナンスのしやすさも考慮するとよいでしょう。

後悔しないためのエコカラットの選び方

エコカラットを設置するなら、機能性やデザイン性を十分に活かしたいものです。施工後に「思っていたのと違った」と後悔しないためにも、施工面積やデザイン、施工会社選びのポイントを事前に確認しておきましょう。 

機能に必要な設置面積を確保する

エコカラットの調湿や脱臭効果は、施工面積が広いほど実感しやすくなります。アクセントとして小さな範囲に施工するだけでは、期待したほどの効果を感じられない場合もあります。

設置場所や目的に応じて適切な施工面積を確保することが大切です。機能性を重視する場合は、施工会社に相談しながら必要な施工範囲を検討するとよいでしょう。

場所に合わせたデザインを選ぶ

エコカラットには、石材調や木目調などさまざまなデザインがあります。リビングなら高級感のあるデザイン、玄関なら明るいカラー、トイレなら落ち着いた雰囲気のデザインなど、設置場所に合わせて選ぶことで空間全体に統一感が生まれます。

カタログだけで判断せず、実物サンプルやショールームで質感や色味を確認しておくのがおすすめです。

施工会社などプロに相談する

エコカラットは、商品選びだけでなく施工方法や貼り方によっても仕上がりが大きく変わります。施工実績が豊富な会社であれば、設置場所に適した商品や施工面積を提案してもらえるほか、インテリアとのバランスについてもアドバイスを受けられます。

また、複数の施工会社から見積もりを取り、費用や提案内容、施工実績を比較しながら依頼先を選ぶと安心です。

エコカラットのメンテナンス方法

エコカラットを長くきれいな状態で使い続けるためには、日常的なお手入れが大切です。 

日常的なお手入れ

表面に付着したホコリを取り除く程度で十分です。ハンディモップや柔らかいブラシ、掃除機などを使い、表面や凹凸部分にたまったホコリをやさしく取り除きましょう。

定期的に掃除することで、美しい見た目を維持しやすくなります。

落としにくい汚れの場合

口紅や毛染め液、墨汁、クレヨンなどの汚れは落ちにくいため、注意が必要です。汚れが付着した場合は、できるだけ早めに拭き取りましょう。

洗剤を使用する際は、製品に直接付けるのではなく、雑巾や柔らかい布に含ませてから拭き取ります。また、硬いスポンジを使用すると表面を傷付ける恐れがあるため、使用は避けましょう。

お手入れするときの注意点

エコカラットのお手入れでは、表面を傷める可能性のある掃除方法は避けましょう。

研磨剤入りの洗剤やメラミンスポンジ、硬いブラシなどを使用すると、表面に傷が付いたり風合いが損なわれたりする恐れがあります。また、エコカラットプラスの場合水拭きが可能ですが、大量の水をかけるなど、過度な水洗いも避けることが大切です。

まとめ|エコカラットは機能性に優れた壁面素材

エコカラットは、調湿・脱臭・有害物質吸着などの機能を備えた内装壁材です。湿気やニオイが気になりやすい玄関やトイレ、リビングなどに施工することで、快適な住環境づくりに役立ちます。

また、豊富なデザインラインナップが用意されているため、住まいのテイストやインテリアに合わせて選べるのも魅力です。機能性だけでなく、空間のデザイン性を高めたい方にも適しています。

ただし、十分な効果を得るためには、適切な施工面積を確保し、設置場所に合った商品を選ぶことが重要です。エコカラットの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで取り入れることで、満足度の高い住まいづくりにつながるでしょう。

参考・出典

INAX|エコカラット

あなたの住まいに最適な
"組み合わせ設計"をご提案します。

無料で相談する

この記事の監修者

武藤 汐里

武藤 汐里

インテリアコーディネーター(登録番号:250197A)/リノベーションコーディネーター(RCDN2500050)。古家を活かした空間づくりとインテリアをテーマに発信中。住まいの知識と感性をもとに、本メディアの記事監修を担当。

おすすめ記事

記事を見る
保つ

物干し竿ストッパーは100均で買える?|強力タイプの選び方と使い方

2026.09.15 UPDATE
#物干し竿
玄関
暮らし

エコカラットを玄関に施工するメリット|おしゃれな施工例・費用を紹介

2026.09.08 UPDATE
#壁
保つ

カーテンレールの種類と選び方|取り付け前の疑問を解決

2026.08.28 UPDATE
#カーテンレール

住まいに
価値をプラスする

いえプラスと は、「家に住む」という当たり前の日常に
3I( アイテム、アイデア、アイデンティティ) をプラスして、
”自分らしいライフスタイル”へ生まれ変われせる支援をします。

Re:Plusとは

いえプラスのサービス